内閣改造 reshuffle in the Cabinet 2005 11 31
今回の閣僚人事を見ると、「手堅い」という印象を受けます。
それにしても、今年の7月から9月まで、いろいろありました。
多くの人にとって、この期間は、「塞翁が馬」と思ったでしょう。
しかし、小泉首相にとっては、「雨降って地固まる」となったと思います。
「塞翁が馬」
人生の吉兆・禍福は予測できないことのたとえ(広辞苑)
守旧派 old-guard lawmaker 2005 7 15
小泉政権は、郵政民営化法案が、
参議院で、成立しても、しなくても、「死に体」となるでしょう。
もしかすると、私の勘違いかもしれませんが、
あれは、何年前のことだったでしょうか。
小泉氏の郵政大臣就任挨拶に驚いたのは。
普通、大臣就任挨拶は、当たり障りのないものですが、
あの時の大臣就任挨拶には、さすがに驚きました。
それほど、小泉氏の「郵政改革への意気込み」は、強いのかと思ったものです。
そういうわけで、郵政民営化法案が成立すれば、
小泉首相は、精神的にも、燃え尽き症候群となるでしょう。
そうならないためには、あと、もう一勝負に出るしかないでしょう。
それは、解散・総選挙、そして政界再編というシナリオです。
それができれば、小泉氏は、政界再編の立役者となるでしょう。
解散を阻止しようとする勢力は、守旧派と言えるでしょう。
政界再編 political realignment 2005 7 13
自民党内において、
「小泉首相を支持するグループ」と「小泉首相を支持しないグループ」の対立があります。
これは、感情的な対立ではなく、明確に「政策的な違い」です。
もはや、同じ屋根の下では暮らせないと思います。
一方の民主党も、党内に問題があります。
よく言えば、民主党は、政策のデパートでしょうが、
民主党内には、自民党よりもタカ派と言われるグループがあり、
もう一方では、旧社会党に近いグループもあります。
こうしてみると、自民党も、民主党も、一度、解体して、
政界再編し、新生自民党、新生民主党として、再出発すべきです。
その方が、すっきりしますし、
国民にとっても、わかりやすい政党となります。
今のままでは、自民党も民主党も、
「その場しのぎの策」で、何とか党内をまとめているという状態です。
これでは、両党とも、国民にとって、わかりにくい政党に思えてしまい、
それが、投票率の低下につながります。
民間企業においては、「創造的破壊」で、見事に復活しましたが、
今度は、政界も、「創造的破壊」で、国民にわかりやすい政党に生まれ変わるべきです。
「創造的破壊」
この意味は、増改築ではなく、一度、更地にしてから、新しい建物を建てるということです。